5.和紙の乾燥 |
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2007年2月5日(月)
和紙の製造工程もいよいよ最終段階です。
先日漉いた紙を乾燥させる作業をするという連絡を受け、行ってまいりました。 |
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紙を漉いていた小屋の隣に、
乾燥機が置いてある部屋があります。
この乾燥機は三角柱の変わった形をしています。 |
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鉄で出来ており、中で炭を燃やして乾燥機を熱くし、
壁に和紙を貼りつけ乾燥させるのです。
鉄は2枚重なっており、その間に水が通っていて、
紙が焦げたり、鉄板が熱くなりすぎたりするのを
防ぐのだとか。 |
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鉄板に触ってみましたが、手のひらをつけてもそれほど熱くありません。
←鉄板に貼り付けた和紙の上から触っています。 |
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先日から圧搾しておいた紙を、一枚一枚めくって
(本当にキレイにめくれるのでびっくり!)
乾燥機に貼り付けていきます。 |
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刷毛(はけ)を使ってサササッと
紙のしわを伸ばしていくオジサン。
動きが機敏です。
写真が撮りやすいよう、
「止まってあげようか?」
と気にしてくれましたが
自然なまま写したいと伝えました。 |
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乾燥機の両面の壁に紙を貼り、
乾燥したら剥がしていく作業を繰り返します。
壁にピタッとしわ一つない紙が貼られ、
紙に含まれた水分が蒸発し、
そこからもくもくと湯気がたっていきます。
それは、だんだん和紙に仕上がっているということ。
湯気がたたなくなったら出来上がりです。 |
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寒くなったら、こうやって背中を鉄板に当てて
あたたまるんですって。 |
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鉄板の壁からパリパリッと和紙を剥がします。
鉄板に貼り付いていた面が和紙のオモテです。
出来立ての和紙はほんのり温かく、
和紙が出来るまでの工程を見届けた私は少し感動。
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私も一枚乾燥作業を体験させてもらいましたが、またもや失敗。。。
簡単そうに見えた刷毛(はけ)でしわを伸ばす作業ですが、逆にしわがついたまま乾燥してしまい・・・ごめんなさい。
四隅を上手く伸ばすのがコツだとか。 |
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今回出来上がった和紙がこちら。
この和紙は京都の提灯屋さんで使われる紙です。
9匁(もんめ)(紙の質量の単位)と少し厚めの和紙で、
国産のコウゾを使い・寒漉きの為、繊維がよくしまっていて丈夫です。
漂白していないコウゾ本来の色の和紙は温かみがあります。
若狭和紙は元々、和紙の型染め原紙や、傘、提灯に重宝されていたようで
、
おじさんの漉いた和紙が浅草の雷門の提灯で使われていたこともあったらしい。 |
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左 :中名田のそばを流れる田村川 右 : 紙の質量を量るはかり。
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こちらの和紙にご興味があればお問合わせください。
小売価格630円です。
問い合わせ先
大江紙店(和紙の店 おおえ)
電話番号 0770−52−1189
E-mail : info@washi-oe.com |
以上で、「若狭和紙の作り方」の取材終了!
私自身、取材を通して勉強したことが多く、需要の減少や後継者不足など色々考えさせられることもたくさんありました。
「若狭和紙の作り方」を読んで下さった皆様が、少しでも和紙に興味を持っていただけたらとても嬉しいです。
大江重雄さん、毎回笑顔で色んなお話を聞かせていただき本当にお世話になりました。
どうもありがとうございました。
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